一人っ子でも、ライバルはいるのです

私の兄妹をはじめ、旦那の兄妹も、結婚が遅かったこともあり、親戚で小さな子供は、私の息子5歳だけだったのですが、去年からベビーラッシュで、次々に息子の従姉妹が誕生しています。

生まれたよ、というメールをもらうたびに、お祝いの品をもって、病院にいき、赤ちゃんを見せてもらうというのが、一年間で、四回もありました。

私は、息子が産めたことが奇跡だと言われるほど、子供のできにくい体です。ですから、息子は一人っ子です。一人っ子の息子に、自分より小さな子と触れ合う、ましてや、赤ちゃんと触れ合う機会は少ないことなのです。

「赤ちゃん、かわいいね~」と、息子は小さい手で、さらに小さい手を触りながら、言う姿を見ていると、兄弟を産んであげられない、というのが、残念で、胸の中がすこしチクチクしていました。

だが、それも、半年前までの話です。実家に帰った時のことでした。小さな子供は息子だけだったのが、今や、二カ月違いで生まれた従姉妹が二人。しかも、一人は内孫です。

私の実家では父方の祖父母も一緒に暮らしていて、すっかり、内孫中心の生活にかわっていました。

いままで、親戚中の大人の注目の的だった息子は、いまや、二番手あつかい。小さな子が、弟妹ができて、焼きもちをやく、アレになってしまったのです。

生まれた時には、「かわいいね~」と言っていた息子が、最近は「あんまりだね」というのです。その代り身に、親として「おいおい」と思ってみてます。

さらに、家に帰っると、私の母方の祖母(私は婿養子をもらって、母方の祖母の姓をなのっています)のところに行き、「ばぁば、僕って可愛い?」と祖母の近くでいうのです。すると、祖母は「そらそうよ。世界で一番かわいいよ」と息子に帰します。

従姉妹と会った後は、必ず、そういうやりとりをします。

それでも、旦那のお義母さんは息子に気をつかって「一番かわいいよ」と息子に言うのですが、さすが、子供のセンサーというべいか。口ではそう言っていても、お義母さんの気持ちが、産まれたばかりの赤ちゃんにむいていることを察知しているようです。